何を選べばいいの?
是非出産祝いは品物をご自分で選んで贈ってあげたいという方、では何を選べば喜ばれるのでしょうか?
予算の問題もありますし、品物を選ぶのは難しいですよね。
一般的に出産祝いに選ばれることの多い品物をこれから検証してみたいと思います。
1.ベビー服
出産祝いにはベビー服を選ばれる方が一番多いかと思います。
ベビー服は本当に小さくて可愛らしくて見ているだけでも気分が晴れやかになりますよね。
贈り物にする訳ですから少しお高めのブランド服を選ぶ方が多いと思いますが、まずサイズの問題があります。
新生児は普通は50サイズですが、赤ちゃんは成長が早いので50サイズを着る期間は本当に短いので普通は自分でも少ししか購入しません。
出産前に赤ちゃんの肌着や洋服を普通用意しますが、首のすわっていない赤ちゃん用に50~60サイズの前開きの肌着やつなぎのカバーオールを洗い替え用もいるしと何枚も購入しましたが、結局一度も着ないままに終わることもあります。
長く着れることを考えたら60サイズ~になりますが、これも産まれてきた赤ちゃんのサイズによって個人差があります。
大き目の赤ちゃんでしたらあっという間に大きくなって70~80サイズを着るようになってしまいます。
自分の場合を考えてみましたら、産まれてきたときはやや大きめぐらいの子でしたが、ムチムチだったので生後3か月ですでに80サイズを着ていました。
ベビー服売り場だと1歳児~のサイズとなっていますが、そんな標準的な赤ちゃんばかりではありません。
なので、サイズは70~80サイズで、季節を選ばないもの、春~秋ぐらいの季節に着れるような薄手の物なら無難だと思います。
真冬に着るような分厚い生地のものでしたら、赤ちゃんの大きさによっては成長と季節が全く合わずに着ないままに終わる可能性が高いです。
90サイズとなると着る時期が1年後とかになってしまうので、そのまま忘れられてタンスのこやしになってしまう可能性が高いです。
また、自分の赤ちゃんには自分の好きなこだわりのブランドの服を着せたいという人も多いものです。
親しい仲ならどのブランドが好きか、先にリサーチしておくのもいいですね。
自分の場合を考えてみますと、一番ありがたく重宝したのは、80サイズの上下別のブランドベビー服でした。
普通、0歳児のベビー服というと着替えしやすいように上下がつながっていてオムツ代えしやすいように股の部分がスナップボタンになっているカバーオールタイプが主流です。
確かに便利なのですが、赤ちゃんが生後3か月過ぎる頃になると、検診や予防接種で出かけたり、親戚や知人などの家に赤ちゃんをお披露目に連れて行く機会も増えてきます。
そういう時に着せられるお出かけ服、オシャレ着のたぐいは、自分ではほとんど購入していなかったので助かりました。
上下別の服、上がTシャツやブラウス、下がパンツやスカートとなると、お座りがまだできない子に着せるのはちょっとコツがいるのですが、つなぎのベビー服よりも改まった感じが出ますしオシャレにも見えます。
また、ベビー服はたくさんお祝いにいただくことが多いですので、色々考えて選んでくれたものの、持っているものと似たようなものがかぶってしまったりしがちです。
季節さえあえば寒い時期に服の上からすっぽりと着れるタイプのオーバーオールもお勧めです。
少し大きめサイズを選んでおけば寒い時期にベビーカーで出かけるときなどに着せると全身をあったかくできますし、歩けるようになってきたら公園に行くときにも着せることができます。
雪遊び用のようなもこもこしたぶあつすぎる布地のものは、赤ちゃんが動きにくいし着る機会がほとんどないので、フリースなどの薄手の物が日常に着れて便利です。
また、服にこだわらなくても、靴下や帽子も必ず必要になるものなので喜ばれると思います。
私の場合は、暑い時期は日よけ用に必ず帽子をかぶせ、寒い時期は防寒用に毛糸の帽子をかぶせてお出かけしていました。
自分でも何枚か帽子を手作りましたし、泊まりがけで帰省するときも必ず帽子は持参していましたから帽子って赤ちゃんには必須アイテムだと思います。
何枚あっても困りませんしお勧めできます。
また、よちよち歩き出したらすべって転んだら危ないからと素足のままにするかと思いますが、歩き出す前の0歳児、特に寒い時期はお出かけには靴下を履かせます。
可愛い靴下のセットも喜ばれるかと思います。靴はサイズ選びが難しく、やはり試着して購入した方が良いのでやめておきましょう。
2.抱っこひもやおんぶひも
ベビーカー用のグッズ、マザーズバッグなど 赤ちゃんが産まれて最初は授乳やおむつ代えなど赤ちゃん中心の生活に追われてしまいますが、退院して自宅に戻ったら、掃除や洗濯、料理などの家事もしないといけないし、上にお子さんがいたらその子の世話もありますよね。
でも、泣いている赤ちゃんをそのまま放置している訳にもいかないし、赤ちゃんが寝ている時間だけ家事をするという訳にもいきません。
そこで、抱っこひもやおんぶひもを使おうとなる訳ですが、これらは出産祝いには避けた方が無難です。
というのも、抱っこひもやおんぶひも、様々なタイプのものが売られていて、値段もかなり上下あります。
※わたしのおばあちゃんは、なぜか重箱の漆器をくれましたけど・・w
その上、実際に使用してみないと使い心地が全くわからないので自分で購入するのすらかなりのリスクがあります。
首の座らない新生児の横抱きもできて、おんぶもできる、3、4タイプの使用法ができるとうたった商品もありますが、私の使った印象からすれば、多機能タイプほど使い心地はよくないです。
お祝いとしてベビー用品量販店の品物をいただきましたが、まず自分に装着するのにも一苦労、そして赤ちゃんをそこにセットするのも一苦労、つけ心地も気に入らなくて肩や腰が圧迫されて駄目、とほとんど使いませんでした。しかし、ないと不便なので、自分で色々口コミなどを調べて、抱っこ用としては外国有名メーカーの高価な品、おんぶはおんぶ専用の国内メーカーのものを購入して使っていましたが、どちらも暑い時期は自分も赤ちゃんも汗まみれになってしまって使えません。どちらもなくても何とかなる品物ですし、全く使わない人も多いので、お祝いにはやめておきましょう。
3.ベビーカー用の雨カバー
出産前に「絶対必要だから。」と熱心にすすめられて購入しましたが、一度しか使いませんでした。
ペーパードライバーでどこへ行くのもベビーカーという方なら絶対必要なのですが、雨の日は車で移動するのでわざわざベビーカーにカバーを付ける必要はなかったわけです。
この手の物も本当に個人差あって難しいです。
4.マザーズバッグ
赤ちゃんを連れて外出するとなると哺乳瓶や粉ミルク入れ、ミルク用のお湯をいれた水筒、オムツ、オムツがもれて汚れた場合の着替え一式、おむつ代え用のシート、などなど荷物が大量になりますので、専用のバッグが欲しくなりますよね。
これも個人個人の使い勝手やブランドなどの趣味によって好みが分かれるものですので、お祝いにはやめておいた方が無難です。
5.おもちゃ
出産祝い用のおもちゃというと、値段にもよりますがプラスチックや布製のガラガラや手で握ったり振ったら音がでるもの、ラッパ、小さな布絵本など5、6個が箱に入ってセットになったものを良く見かけます。
良く見かけるということはどのベビー用品メーカーでも服だけではなくおもちゃセットも販売している訳で中身も似ています。
なので、出産祝いのおもちゃで贈っていただくとかぶる可能性がかなり高いです。
自分の場合を考えると、高価な有名ブランドメーカーのおもちゃセットを年配の方からお祝いでいただきました。
そして、量販店の似たようなおもちゃセットも知人からいただきました。
価格こそ倍ぐらい違うのですが、ブランド名やキャラクターが載っているかどうかだけの違いで商品はほぼ同じ、プラスチックのラッパが2個あってもそう壊れるものではないし使い道がなく、残念に思ったものです。
寝ているだけ、ハイハイしたり動き出す前の赤ちゃんはまだおもちゃもそんなに使わないので、もしおもちゃを贈りたいのなら、もう少し成長してから使えるようなものが良いかと思います。
自分の場合は一番長く使って重宝したのは木製の積み木でした。塗装も何もしていない、何の飾り気もない積み木ですが、木のよい香りがしてさわり心地もよく、シンプルなので長く飽きもせずに使いました。
木の型はめや手で動かして押したり引っ張ったりするタイプの車もありがたかったです。お祝いに贈るのなら素材にもこだわって厳選した品だとやはりうれしいものです。
4.絵本
読み聞かせや語りかけが赤ちゃんの知能や情操教育に良い影響があるので0歳児の頃から毎日読み聞かせをする人も多いですよね。
なので、絵本は何冊あっても嬉しいですしお祝いに贈っても喜ばれると思います。
しかし、選ぶのが大変難しいと思います。1冊あたりの単価はだいたい千円前後、出産祝いに贈るにはこれだけだと単価が低すぎますので何か別の品物と絵本とか、現金のお包みと絵本、など組み合わせることになりますよね。
よく赤ちゃん向きの本で松谷みよこさんの「いないいないばあ」などがおすすめと載っていますが、私自身、その口コミを信じて出産前に「いないいないばあ」を含め、松谷みよこさんの赤ちゃん向けのシリーズの本を何冊か購入していたのですが、市からのお祝いとしてなんと「いないいないばあ」の絵本をいただきました。
同じ絵本が2冊、全くありがたくない状況ですよね。なので、有名な本を選ぶとこちらもかぶる可能性が高いです。
皇室の方が読まれているといったたぐいの本も選びやすいのか、うちには当時マスコミなどで話題になった絵本が2冊いただいてあります。
両親や兄弟姉妹などごく近い身内なら、0歳~1歳児用として月ごとに1、2冊ずつ配本されるようなブックサービスをプレゼントするのが喜ばれると思いますが、友人や知人なら絵本はやめておいた方がよさそうです。
もし贈られるなら図書カードにしておきましょう。
5.育児用品
初産婦だと、出産前に色々準備しとかなければ、と自分で調べたり、子持ちの友人などから情報を仕入れたりして育児に便利なグッズをそろえがちです。
また、実際育児が始まってみると、想像以上に赤ちゃんは一日中泣きっぱなし、抱っこ抱っこで赤ちゃんの世話に振り回されて日常生活にゆとりがなくなって、少しでも育児を楽にしたいとまた色々と便利グッズを買い込むことになります。
でも、これは本当に個人差があって、あなたにとっては必須アイテムだったけど、他の人には無用だったということもよくあることですし、無駄に物が増えて処分もできずに困るということにもなりがちです。
6.モニター付のメリー
ベビーベッドの柵に付けたり、床にも直置きできます。
スイッチをいれるとカラフルなおもちゃのぶらさがったモールが回転します。
モニターが付いていて赤ちゃんが泣いたらわかります。
贈り物にはちょうど良い値段だし新生児から使えるのですが、本当に使う期間が短い上、なくても全く困らない、あのモニター任せで赤ちゃんを放置しておける訳もなく、あまり使い勝手がよくありません。
7.におわないオムツゴミ箱
本当ににおわないので、赤ちゃんがいても家の中を綺麗に保ちたい方にはお勧めですが、専用ビニール袋が割高なのと、あまり量が入らないのですぐに満杯になってしまいます。
オムツのゴミは可燃ゴミなので大体週2回回収、このゴミ箱だけではゴミ出しまで間に合いません。
結局は使わなくなる可能性大です。
8.調乳ポット、おしりふきウォーマー
ミルク作りのために60度の温度でお湯を保温してくれる調乳ポット、便利ですが完全母乳の人は全く使わないし、今は普通の電気ポットでも60度設定できるのでなくても良いです。
また、おしりふきをあたためてくれるウォーマー、赤ちゃんのお尻はデリケートなので市販のおしりふきだとかぶれてしまってお尻ふきを使わない人もいます。
冬場だとお湯でさっと濡らして拭いた方が早いですしね。
9.離乳食用食器セット
生後半年~7、8か月頃、離乳食を始める頃になると使う赤ちゃん用の食器、何種類かセットで売られていますが、漆器や陶器製なら日常で使うことはないかもしれません。お食い初め用の立派な漆器のセットを持っていますが、まさにお食い初めの日しか使いませんでした。おまけに、お宮参りの際に記念品でもいただいたので似たような漆器のセットが2つもあり困りました。
また、陶器のセットは赤ちゃんはすぐにつかんで振り回したり落としたりするので危険で使いません。となると、キャラクターのプラスチックのセット、となりますが、キャラクター物は個人差があってあまり好まない人も多いですし、百均などで安く買えるのでわざわざセットではいらないかと思います。
10.おむつ おむつケーキ
おむつやおむつで作ったケーキというものが出産祝いの人気商品のようですが、これも好みがはっきりわかれるので、気心しれた間柄でない限りはやめた方が良いです。
赤ちゃんの肌に直接ふれるオムツは開封したばかりの清潔なものを使いたいですし、オムツも国内メーカーで何種類かありますが、サイズもありますし、同じサイズでも太もも周りの大きさやしめつけ感が微妙に違います。
また、値段が高いから肌に合う、という訳でもなく、高い物を使っていても肌に合わないこともよくあります。
紙オムツ使用なら、育児の中で色々なメーカーの物を使用してみて合うものを決めていくと思います。
出産祝いではないですが、赤ちゃんを見に来る時の手土産にとオムツをいただいたことがありますが、残念ながらそのメーカーのオムツが以前は使用していたものの、サイズが合わなくなり他メーカーに変えていたので残念なことになってしまいました。
いかがでしたか?批判的なことばかり並べてしまったので、出産祝いに品物で贈ろうと思われている方の出鼻をくじいてしまったかもしれませんが、出産祝いに品物を贈るなら気心知れた相手で、相手の趣味をよく把握している、何が欲しいかリクエストを聞けるぐらいの関係でないと非常に難しいと思います。親戚や知人程度の関係ならやはり現金か商品券が無難です。