子宝鍼灸ってご存知ですか?
あまり馴染みない単語かもしれませんね。
妊活に特化した鍼灸のことです。
例えば冷えが気になる人にはお灸をしたり、なかなか排卵しない人には鍼で刺激して排卵を促したりと、様々です。
鍼灸治療は「ぎっくり腰」や「肩こり」など、整形外科分野が得意なイメージかもしれませんが、実は婦人科系も得意分野なのですよ。
鍼と聞くと「怖い」「痛そう」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
確かに身体に鍼を打つので、全くの無痛という訳にはいきません。
が、ちょっと「チクっ!」とする程度です。実際に使う鍼は、縫い針よりも断然細いのです。
中には髪の毛程度の細さの鍼もあるそうです。
鍼灸を妊活に取り入れる最大のメリットは、効き目が早いということでしょう。
たいがいの人は鍼を打てばすぐに身体に何らかの反応が出ます。
漢方薬は作用がマイルドなので、飲み始めて1~2日で劇的に何かが変わるということは滅多にありません。長期的に体質を改善していくものです。
鍼灸は即時性があり、「今!ここぞ!」という時に治療を受けると効果が期待出来るようです。
子宝鍼灸では、生理期、低温期、排卵期、高温期と女性の身体を4周期に分けて、それぞれの時期に合わせた鍼灸治療をしてくれます。
- 生理期には「活血」と言って、古い血を体外に排泄することを促す鍼を。
- 低温期には、質の良い卵子を育てる鍼を。
- 排卵期には、スムーズな排卵を促す鍼を。
- 高温期には、着床を助け、高温期を維持する鍼を。
こうすることで、妊娠を維持しやすくしていきます。
治療のしかたに関してはこの限りではありません。個人の体質や鍼灸師の先生各々の考え方もありますので、自身と合った先生を探すことが一番大切です。
そして、だんな様にはこれ!OGハーブ(子作りサプリメント!)を生活に取り入れてもらったらどうでしょうか。
男性の方は栄養ドリンクみたいな気分で手軽にサプリメントを食べてくれると思うのでお試しするとどうでしょうか。OGハーブは、精子をつくる牡蠣の栄養素をもとに作られている子作りサプリ(男性版)だそうですよ。
不妊専門クリニックなどで人工授精や体外受精、顕微授精と言った高度治療に挑戦される方の体質改善も勿論手助けが可能です。
逆に高度治療は一切行わず、あくまでも自然妊娠にこだわりたい方への第一選択として漢方薬や子宝鍼灸が選ばれる側面もあります。
漢方薬と併用することで、自然な形で妊娠したいと言う方も鍼灸に通われています。
どちらにしても、西洋医学と東洋医学は決して喧嘩しません。お互いにないところを補い合う関係です。
自分自身の妊活に必要なものを必要なだけ取り入れていけることがベストですよね。
日々情報収集は不可欠でしょう。 最近は漢方薬局と鍼灸院が併設しているところもあります。
一度相談に行ってみることをオススメします。